戦後の時代からピアノの習い事は定番となっていますが、近年ではプログラミングや英会話など、新しい時代に合わせて習い事のバリエーションは増えています。
それでも、敢えて習い事に「ピアノ」が選ばれる理由を、また「ピアノ」をオススメしたい理由を、現役ピアノ講師がお伝えしたいと思います。
習い事としてピアノはオススメ?
「ピアノはお金持ちの習い事」
「女の子の習い事」
つい10数年前まで、ピアノの習い事はそんな価値観を持つ方が多くいました。実際は、そんなことはありません。
子どものピアノ人口を総体的に見れば、男の子も女の子と同じくらいいます。
楽器は決して安いものではありませんが、何かを習わせたい、習得したいと考える時、お金をかけずに出来ることはないのです。
実際にかかる費用は、他の人気な習い事と大きな差はありません。そして、身につければピアノは「一生モノ」です。
お金と時間をかける価値が十分にあり、費用対効果は群を抜いて高いはずです。
ピアノで身につく思考力
ピアノを弾く、とは、実は全身の運動機能と脳をフルで活用する、大変な作業なのです。
まず両手、指10本を同時に違う動きをさせることさえ、習い始めてすぐにはできることではありません。これは、ピアノを弾けない大人でも、とても難しいことなのです。
そんな大変な動きを、小さいうちから始めればどれだけ脳に刺激があるか、想像できる事と思います。
そして要は、鍛えられる「感性」ではないでしょうか?
感性は、自然に勝手に身につくものではありません。ピアノを通して音楽を学ぶことは、同時に生きている世界の視野を広げます。
私たちの生活には、感じているより音楽は欠かせないものになっているのです。
生活のすぐそばにある音楽から広がる、好奇心、興味、視野の広がりは、いずれ自分の可能性を押し広げることに繋がります。
楽譜を読む。音を聴き分ける。やがて、言われなくても自分で自分を表現したい欲求が湧いてきます。常に思考しながら、自己表現の術を学んでいく。
そうして自分を客観視する能力、集中力、自己主張力、生きるために必要な様々な能力が、ピアノの習い事では身につくのです。
どうやって身につける?
とはいえ。ピアニストを目指したい訳ではないし、長く続けるかもわからない。
でも習うからには、お金も時間も掛けているのだから成果は期待したいですよね。どんな熱量でピアノ教室に向かえばいいのかわからない、なんて方もいるかと思います。率直に申しますと、「楽しければいい」と思います。
音楽は苦しんでやるものではありません。そして、ピアノという楽器はとても繊細で、楽しい気持ちがなければピアノも応えてはくれません。まずは音楽を楽しむ、そんな気持ちで向き合ってほしいと思っています。成果についても、心配はありません。
ピアノを習って身につく技術は、直接運動機能に作用します。
スポーツはリズム感が大事と、聞いたことはありませんか? あまり知られていませんが、プロの演奏家で、運動音痴は滅多にいないものなんですよ。スポーツにも役に立ちますが、もちろん、学校生活での音楽の授業でも役に立ちます。
小学校、中学校では合唱が必修であり、ピアノを習っていれば伴奏者として活躍する場面が多くあります。
音楽で誰かの役に立てる、これ以上に幸せなことはありません。
すべては楽しむことから始まるのです。
ピアノが習い事で人気な理由とは?まとめ
ピアノが習い事で人気な理由は、こちらです。
・ピアノの習い事は、お金持ちの女子の習い事というイメージがあるがそんなことはない
・ピアノの習い事の費用対効果は、群を抜いて高い
・自分を客観視する能力、集中力、自己主張力、生きるために必要な様々な能力が、ピアノの習い事で身につく
・ピアノを身につけるポイントは「楽しむ」ことから始まる
このように「ピアノを習っていて良かった」「ピアノは楽しい」「ピアノのおかげで良い思いをした」など、ピアノを習って得をした経験者が増え続けているからこそ、いまだに不動の人気を誇っているのではないでしょうか。
以上、ピアノが習い事で人気な理由について紹介いたしました。
金沢区の金沢八景、金沢文庫、六浦の近く
横須賀市の追浜、京急田浦の近くにある、かなでのわ音楽教室です。
ピアノとヴァイオリンのレッスンをしています。
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