初心者の方がピアノを始めようと思った時、まずどのような方法で進めていくのがいいのでしょうか。
そこで今回は、自宅で役立つ「ピアノ練習の仕方」についてお伝えします。 1から10までの方法を順に試してみてください。
1. 準備
いきなりピアノにさわるのではなく、まずは準備から始めましょう。
・スマホの電源を切る
・使う教材を用意しておく
・練習時間を決める
「やる」と決めたら集中できる環境を作ってしまいましょう。そして準備ができたら掌や指先をマッサージしたり、肩を肩甲骨からグルリと回したり、首を前後左右にゆっくりと動かしたり。深い深呼吸をしてリラックスしてからピアノを触るのがいいでしょう。
2. 右手で基礎を練習する
はじめは、片手ずつ練習しましょう。
初心者向けの譜面には、使う指の番号が音階とともに記入されています。まずは、基本通りの指で弾けるようにしましょう。
慣れていないと1音1音の指使いが不自然でやりづらいと思います。しかし、それで大丈夫です。練習していくうちに慣れてきます。
反対に、ここでしっかり指が使えないと、速くて難しい曲に直面した時に弾けなくなります。簡単な曲で適当な指使いの癖をつけてしまうと、難しい曲になった時にまったく弾けなくなります。
「急がば回れ」の気持ちで指の練習をしましょう。
3. 練習曲は童謡から
子供のころから口ずさんでいた曲といえば童謡ですね。歌いながら弾ける曲は楽しいものです。
小さな子供でも覚えられるようにテンポもゆっくりで、多少譜面が読めなくてもなんとなく音を出すことは出来るでしょう。
保育士さんたちが最初に覚えるピアノ曲も童謡からです。流行り曲に手を出す前に、簡単な童謡から始めるといいでしょう。大切なのは、楽しむことです。
4. メトロノームを使う
指使いに慣れてきたら、メトロノームを使いましょう。ゆっくりのテンポから練習曲の好きなフレーズのみを弾いてみます。
好きなフレーズだけでも完成すると気持ちが上向きになります。Official髭男dism、Mr.Children、藤井風、米津 玄師、あいみょんなど、好きなフレーズが弾けると、曲が仕上がったような気になるんですよね。その上向き感覚は、とっても大事!
5. 左手を使う
右手でスムーズに弾けるようになったら左手を使ってみましょう。小節の最初の1音だけ弾くところから始ます。
右手、左手、両方合わせる、というのが基本です。右手のように指が動かないと思います。でも大丈夫! 初めは誰もがそうでした。焦らずゆっく動かしていきましょう。
6. 左手を重点的に練習する
さて、どんどん練習を進めます。今度は、左手のみを重点的に練習しましょう。
右手の練習と同じように、指番号通りに鍵盤を抑えて、メトロノームのリズムに合わせられるように。
練習の過程は、右手と一緒です。繰り返し練習して、スラスラと弾けるようになったら、右手と合わせて練習しましょう。弾けるようになるとピアノどんどん楽しくなります。どんどん楽しくなると上達するのというプラスのサイクルで回り始めます。
それまではとにかく基本の練習に励みましょう。
7. 音に表情をつけられるように譜面を読みましょう
譜面は音符だけではありません。譜面には作曲家の魂が込められていますので曲を理解するうえで楽譜を読むことは一つのポイントです。
とはいえ、初めからそこを求めてはいませんので、まずは、記号に忠実に弾きましょう。
スタッカート、フォルティシモなど、音の強弱やスピードの変化など、譜面にはたくさんの表現方法が書かれています。
それに合わせて弾けるようになるだけで、一気に弾けてる感が高まります。
8. ペダルを加えてみましょう
右手、左手、両手がスムーズに弾けるようになったら、ペダルを加えてみましょう。
ここでグーンと難易度が上がります。
ピアノ教室でも、ペダルを加えるよう指導するのはかなり後になってからなんですね。むしろ、そこまで進めば一人でどんどんいろいろな曲を弾きこなせるようになっているでしょう。
もし、独学でここまできたら、本当にすばらしいです! これからチャレンジされる方は、YouTubeで「ペダル付き、ペダルのみ、ペダルあり」など、ペダルの映像が観れる動画でチェックしてください。
9. 発表会に参加しよう
さぁ、ついにペダルまで使えるようになったら、発表しましょう!
「家族の前で大好きなアーチストの曲を弾いてみたい。」
そんな小さな目標でもいいのです。結婚式の即興やバンド活動、学校の授業でもいいのです。いつ頃までに何をしたいのか、目標を持って練習するのが上達への一番の近道です。
10. 行き詰ったらプロのレッスンを受けましょう
最後は、自宅での練習方法ではないですが、一番のおススメです(笑)
独学でできないことはありませんが、上達や楽しみを求めるのでしたら、プロのレッスンがおススメです。
自分ではなかなか気がづくのが難しいことを、教えるプロが指摘してくれるので、早く楽しく上達することができます、。
譜面の読み方、指の運び方など、テキストでは分からないことを教えてくれるのがプロです。最近はSNSを使ったオンラインなどで受けられるレッスンや、1回単位で料金が発生するチケット制のようなレッスンもたくさんあります。自分のライフスタイルに合ったレッスン方法を選んで、受けてみてください。
いかがでしたでしょうか。順番に進めていくことは、たまに飽きが来てしまう時があります。目標がある。好きな曲のそのフレーズが弾きたい。小さな目標の積み重ねが、1曲を仕上げるまで継続のコツです。雰囲気の違う練習曲を数曲用意しておいて、気分や体調に合わせて練習するといいですよ。
ただし、練習方法は、生徒さんの性格によってアレンジするのがベストです。コツコツとした基礎練習は大切なのですが、「楽しい」が味わえないとピアノが嫌いになっていますことがります。
ピアノの練習の仕方まとめ
以上今回hが、ピアノの練習の仕方についてまとめました。
1.準備
2. 右手で基礎を練習する
3. 練習曲は童謡から
4. メトロノームを使う
5. 左手を使う
6. 左手を重点的に練習する備
7. 音に表情をつけられるように譜面
8. ペダルを加えてみましょう を読みましょう
9. 発表会に参加しよう
10. 行き詰ったらプロのレッスンを受けましょう
今回は、ベイシックな流れをご紹介しましたが、あくまで先生と相談しながら、あなたにあった練習方法を見つけてくださいね。
金沢区の金沢八景、金沢文庫、六浦の近く
横須賀市の追浜、京急田浦の近くにある、かなでのわ音楽教室です。
ピアノとヴァイオリンのレッスンをしています。
<ピアノクラス>
<ヴァイオリンクラス>