これからピアノを始めようと思っている方は、どこにピアノを置けば良いのか迷っていることと思います。
ピアノは、とても繊細な楽器なので、適当な場所に置いてしまうと、状態が悪くなり音色に影響してきてしまいます。
快適な音楽生活を送るためにも、トラブルをなるべく減らして楽しく演奏したいですよね。
今回は、快適にお過ごしいただくために、ピアノを設置するときの注意点とその改善点をお伝えしたいと思います。
ピアノを設置するときの注意点
①なるべく窓際に置かない
ピアノは、温度や湿度と密接に関係している楽器です。
窓際は、朝や夜は温度が下がり、昼間は温度が上がるなどして、温度変化が激しいためピアノを良い状態に保つのが難しくなってしまいます。
でも住宅の事情で、どうしても窓際しか置けない!という方も少なくないかと思います。
そういう場合は、なるべく厚手のカーテンにする、カーテンを二重にする、窓を二重にするのいずれかで対応すると良いでしょう。
厚手のカーテンにするというのが、一番お手軽で対策しやすいかと思います。
②エアコンとの位置関係
エアコンの風が直接ピアノに当たらないように注意しましょう。
暖かい風、冷たい風ともにピアノの調子を狂わせてしまうので、位置関係は慎重に決めましょう。
とは言っても、エアコンの位置も簡単には変えられないですよね。
このような場合は、エアコンの風を上向き、もしくはピアノを避けるようにして風を調節しましょう。
③床暖房の上には置かない
ピアノを設置する上で、一番やってはいけないのが、床暖房の上に置かないということです。
床暖房は、その名と通り床が常に暖かい状態になっています。
床からピアノに直接熱が加わり、常に悪影響を及ぼす環境になってしまいます。
ですので、床暖房のお部屋には置かないようにしましょう。
今の住宅は、リビングに床暖房がついているお家も多くなってきたと思います。
どうしても床暖房の部屋しか置けない!ということでしたら、せめて絨毯を敷いてその上にピアノを置きましょう。
ただ、絨毯を敷かないよりは良いという程度です。
最後にピアノの部屋に置くと良い、オススメのものをご紹介したいと思います。
それは、ダンプチェイサーというものです。
これを置くことで、最適な湿度に保ってくれます。
やはり、ピアノは温度だけでなく湿度管理も大切になってきます。
とは言っても、毎日のように湿度管理までするのは、とても大変!!!
それを解決してくれるのが、ダンプチェイサーです。
これは、昨年お会いした調律師さんにおすすめされたもので、私もそれまで知りませんでした。
こんな画期的なものがあるのであれば、もっと早く知りたかった・・・です。
あなたも、この機会に、ダンプチェイサーを設置してみてくださいね。
以上、ピアノを設置するときの注意点とその改善点をお伝えしました。
アップライトピアノやグランドピアノは、高い買い物ですよね。
せっかくの素敵なピアノを台無しにしないようにするためにも、ピアノに最適な環境を整えてください。そうすることで、いつまでも快適な環境でピアノを演奏できることでしょう。
素敵なピアノライフをお過ごしください。
金沢区の金沢八景、金沢文庫、六浦の近く
横須賀市の追浜、京急田浦の近くにある、かなでのわ音楽教室です。
ピアノとヴァイオリンのレッスンをしています。
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