ピアノを両手でうまく弾けないことには、きちんと理由があります。
右手に左手がつられる、楽譜についていけない、手が届かないとお悩みの方に、この記事をお届けします。
両手が弾けるようになるためのコツや練習方法を紹介します。
ピアノを両手で弾くためにはどれくらいかかるか
ピアノを両手で弾けるようになるためには、一般的に2〜6か月の練習が必要といわれています。
ただし、この期間は目安であり、ピアノを始める年齢によって大きく左右されます。
幼少期は基礎からピアノを学べますが、3歳ごろの子どもはなかなかすぐに両手で弾くことは難しいでしょう。
3歳ごろであれば、じっとピアノの前に座ることも難しいはずです。
無理にピアノを弾かせるのではなく、楽しむことを優先してください。
ただピアノ教室に通えば、着実にうまくなるはずです。
3〜4歳であれば、2か月ほどで片手で演奏できる子もいます。
ペースを気にする必要はありませんが、一つの目安にしてください。
6〜7歳ごろになるとピアノの練習も問題なくできるため、上達は早いでしょう。
2か月ほどで片手ですらすらと弾けるようになり、半年ほどで両手で演奏できる子が多いと言われています。
ピアノが両手で弾けない理由ベスト3
ピアノが両手で弾けないと言っても、その理由は人それぞれです。
それではなぜ両手で弾けないのか、代表的な理由を3つ紹介します。
- 右手に左手がつられる
- 楽譜がきちんと読めていない
- 手が小さい
いま両手でピアノが弾けない人は、上記のどれかに当てはまるでしょうか。
両手でピアノが弾けない理由がわかれば、解決策も見えてきます。
右手に左手がつられる
ピアノを両手で弾こうとすると、最初は右手に左手につられることが多々あります。
右手に左手がつられてしまう一番の理由は、片手ずつの練習が足りないためです。
いきなり両手で演奏しようとしても、なかなか難しいのが現実。
両手で弾くためには、片手ずつしっかり練習する必要がありますが、その練習が足りていない可能性があります。
まずは片手ずつ練習し、完璧に演奏できるようになってから、両手で合わせるようにしましょう。
また右手に左手がつられてしまう他の理由として、いつまでも両手で練習しないこともあげられます。
片手練習が大事だからといって、いつまでも片手の練習をしていても意味がありません。
ある程度練習し、片手ずつ弾けるようになれば両手で合わせてみましょう。
それでも難しい場合は、片手ずつの練習からやり直せば問題ありません。
楽譜がきちんと読めていない
ピアノを両手で弾けない理由として、楽譜をしっかり読めていないことが挙げられます。
両手でピアノを弾くためには、楽譜を単純に読むだけではいけません。
楽譜を縦の線で理解しなければ弾けないのです。
楽譜を読んでいても、左右の手がどこで一致するかわからないまま弾いてしまうと、頭が混乱してしまいます。
音符を縦の感覚で理解すれば、両手でスムーズに弾けるようになるでしょう。
手が小さい
小さいお子様の場合、手が小さくて両手で弾くことが難しい場合もあります。
両手で弾くためには、左右それぞれの手を綺麗に動かさなければなりません。
難しい曲になれば手が動く範囲も大きいため、あまりにも手が小さいと、難しいこともあるでしょう。
手が小さい場合は、手を置く位置や手首の使い方を勉強する必要があります。
あまりにも小さい子をのぞいて、しっかりと手の使い方を学ぶことで、両手で弾けるようになることもあります。
ピアノを両手で弾くためのコツ
ピアノを両手で弾けない人は、原因を理解し、適切な練習を行う必要があります。
両手で弾くための練習を重ねるうちに、コツをつかんで弾けるようになるはずです。
ピアノを練習する際は、両手で弾くためのコツを身に着けるよう、意識しましょう。
ここからは具体的な練習方法を紹介します。
片手ずつ練習する際のコツ
両手で弾く前に、片手で練習することが重要です。
加えて片手の練習方法には、コツがあります。
おすすめの練習方法が、右手を歌いながら左手を弾く方法です。
実際に右手で弾く音を、声に出しながら左手で演奏します。
この練習を行うことで、右手と左手のリズムを整理できます。
結果的に左右どちらかの手につられてしまうことが減るでしょう。
これはひとつの練習方法ですが、片手ずつの練習は必ず行ってください。
片手の練習は、5本の指だけに集中できるため、指使いから学ぶことができます。
綺麗な指使いを習得していれば、両手で演奏したときも、音やリズムの狂いが少なくなります。
両手でピアノが弾けない方は、最初に片手の練習を頑張りましょう。
同じタイミングで弾く音符に印をつける
つぎに同じタイミングで弾く音符に印をつける方法です。
これは楽譜がしっかり理解できていない方におすすめ。
印は何でも構いませんが、縦線でつなげるとわかりやすいでしょう。
線でつなげることで、左右の手の使い方が目で一瞬でわかります。
同じタイミングで弾く音がわかれば、混乱も減るでしょう。
この方法で慣れてくれば、線を書かなくても両手で弾けるようになるはずです。
指番号で練習
まだ小さく、両手がうまく動かせない子は指番号で練習することがおすすめです。
番号を紙の上に書いて、番号にそって指を動かす方法です。
これであればピアノを弾く力がない子どもや、ピアノの前で集中できない子の練習にもなります。
また楽譜が読めない子の練習にもおすすめです。
まだ小さいからと言って、ピアノの練習をあきらめてはいけません。
ピアノを実際に演奏する以外の練習方法でも、将来的に役立つ日が来ます。
ピアノ教室に通う
ピアノを両手で弾くためのコツはいろいろありますが、プロに教えてもらうことが一番です。
ピアノ教室では、ピアノが両手で弾けるようになるためのコツをたくさん教えてもらえます。
単純に技術だけでなく、練習方法にもノウハウがたっぷりつまっています。
ピアノ教室に通うことが、最短で上達する方法でしょう。
かなでのわ音楽教室で練習しませんか
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ピアノを両手で弾くためのコツ
それでは最後に、ピアノを両手で弾くためのポイントをまとめます。
- 片手ずつ練習し、練習方法は工夫する
- 楽譜が読みやすくなるよう工夫する
- プロに練習方法を教えてもらう
両手でピアノを弾くことは、ピアノを始めて誰しもがぶち当たる壁です。
しかし、適切な練習を行い、コツを覚えれば何も意識しなくても簡単に弾くことができるようになります。
そして一度両手で弾く方法を覚えてしまえば、いつまでも忘れないスキルとして身に着きます。
練習でうまくいかない等、大変なこともあると思いますが、諦めずにマスターしてくださいね。
金沢区の金沢八景、金沢文庫、六浦の近く
横須賀市の追浜、京急田浦の近くにある、かなでのわ音楽教室です。
ピアノとヴァイオリンのレッスンをしています。
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