みなさま、こんにちは。今回は、「子供の習い事」についての紹介です。この記事を読むことで、次のようなことがわかります。
今の子供たちは、
・どんな習い事をしているのか?
・どんな習い事が人気なのか?
・放課後どんな過ごし方をしているのか?
これから習い事をはじめる方や二つ目の習い事に悩んでいる方は是非参考にしてください。
※厚生労働省発表の「第9回21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)の概況」を元に内容をまとめました。今回参考にする対象の年齢は、9歳(小学校三年生)です。
習い事ランキング「男子」
習い事ランキング男子の1位は「水泳」。2位のサッカーの倍以上という数字で断トツ1位です。次いで3位は、学習塾という結果になっています。脳と体を鍛えて「文武両道」を目指したいのは、いつの時代も変わらないのかもしれません。
「男子」習い事人気順(複数回答)
1.水泳 (40.0%)
2.サッカー(21.1%)
3.学習塾(20.4%)
4.通信教育(19.0%)
5.英会話(他の外国語を含む)(16.4%)
6.習字(12.9%)
7.音楽(ピアノなど)(12.4%)
8.剣道・柔道などの武術(9.6%)
9.野球・ソフトボール(9.1%)
10.そろばん(8.1%)
11.体操(8.0%)
12.テニス(3.8%)
13.バレエ・ダンス・舞踊(1.9%)
14.絵・工作(1.5%)
15.家庭教師(0.3%)
16.華道・茶道(0.2%)
「女子」習い事人気順(複数回答)
習い事ランキング女子の1位は、「音楽」。4位「習字」や7位「バレエ・ダンス・舞踊」など、感性の豊かさが魅力にもなる女性にとっては、納得の結果です。
1.音楽(ピアノなど)(39.6%)
2.水泳 (34.2%)
3.通信教育(22.0%)
4.習字(21.9%)
5.英会話(他の外国語を含む)(21.0%)
6.学習塾(20.0%)
7.バレエ・ダンス・舞踊(15.5%)
8.そろばん(9.2%)
9.体操(8.9%)
10.剣道・柔道などの武術(3.7%)
11.テニス(3.3%)
12.絵・工作(2.9%)
13.サッカー(1.7%)
14.野球・ソフトボール(0.9%)
15.華道・茶道(0.8%)
16.家庭教師(0.3%)
男子と女子の習い事は何個がいい?
出典:ベネッセ 教育情報サイト 「どんな活動をいくつかけもち? 幼児・小学生の習い事‐佐藤昭宏‐」
ベネッセの教育情報サイトによりますと、習い事でもっとも多いのは2つという結果が発表されています。
習い事は、「家庭学習活動+スポーツ活動」がベースになっているのですね。
男女というジェンダーでわけるというよりは、興味のあることをどんどん伸ばす、という視点がいいのかなと感じます。
また、放課後の過ごす場所が、時代と共に変わってきています。「友達の家」から「習い事」へ。家を行き来することが減ってきているようです。
子供の放課後の過ごし方
平成13年出生児と平成22年出生児を対象にした「放課後に過ごす場所の世代間比較(複数回答)」では、下記のような結果が出ています。
放課後の過ごし方は、同世代共に「自宅」が1位なのですが、平成22年出生児は平成13年出生児に比べると、自宅にいるより外にいることが増えています。
◇平成13年出生児
1.自宅
2.子どもの友だちの家
3.習い事・スポーツクラブ・学習塾など
4.公園
5.学童保育
◇平成22年出生児
1.自宅
2.習い事・スポーツクラブ・学習塾など
3.公園
4.子どもの友だちの家
5.学童保育
結果の背景には、母の就業状況の変化が要因の一つと考えられます。
◇出産1年前の母の就業状況
母の出産1年前の就業状況は、年々増加傾向にあります。常勤にパートアルバイトを含めるた「有職」を比較すると平成13年出生児が65.4%なのに比べて、平成22年出生児は76.0%と10.6ポイント高くなっています。
そのため、子供たちも自宅ではなく外へ出る機会が増えたのだと考えられます。
反対に、家で母と過ごす時間に関しては、平日「6時間以上」、休日「10時間以上」共に増えています。働くときは働き、子供と過ごす時間を大切にするといった、効率良く時間配分ができているようです。
まとめ
「男子」習い事人気順(複数回答)
1.水泳 (40.0%)
2.サッカー(21.1%)
3.学習塾(20.4%)
「女子」習い事人気順(複数回答)
1.音楽(ピアノなど)(39.6%)
2.水泳 (34.2%)
3.通信教育(22.0%)
家にいるより外へ出かける子供たちが増えた一方で、自宅では母と子供と長時間過ごす過程が増えていることがわかりました。
平日、ご両親が働いている間に子供たちが習い事などに通うことで、休みの日は家族と過ごす過程が増えているようです。
コロナ禍により働き方改革が促進されていることにより、子供たちの習い事や学習方法の変革時期でもあるのかもしれませんね。