こんにちは。
横浜市金沢区と横須賀の境にあるピアノとヴァイオリンのレッスンをしている「かなでのわ音楽教室」です。
今回は、自宅でのピアノの練習の仕方について詳しくお話ししていきたいと思います。
ピアノの習いごとは、子どもから大人まで、幅広い世代の方に人気の習いごとですよね。
そんな中でも、ピアノを上達させたい、勉強したい理由は様々にあります。
レッスンでは、先生が生徒さんの意向に沿い、ピアノの上達のお手伝いをしてくれると思いますが、気をつけなけれならないのが「自宅練習のやり方」です。
レッスンで、先生に言われたことを守ることは、とても立派です。
出された宿題をこなす事も、重要です。
でも、本気でピアノを上達させたいと考えている方は、自宅での練習についていま一度、確認してみてください。
レッスンで同じ曲を何ヶ月もやっている…
思うように指が動いてくれない…
上手くなりたいけどやり方が分からない…
そんな方に、是非読んでいただきたいです。
ピアノ練習環境を整える
ピアノを習い始め、楽器を用意しますよね。
例えば、グランドピアノ・アップライトピアノ、電子ピアノ、卓上キーボードというようにいろいろな種類のピアノが楽器があります。
ピアノは、それぞれ技術のレベルに見合った楽器を、自宅で音を出すことが可能である楽器をそれぞれ選んでください。
ピアノの準備ができたら、ここからが上達に欠かせないポイント。それは、椅子です。
ピアノを弾くときには必ず、最適な椅子の高さが決まっています。
というのは、ピアノという楽器は、ただ座っているだけに見えて、全身を使って演奏する楽器だからです。
ピアノを上達させる為に、意外と知られていないのが、「体幹の重要さ」。
ある程度のレベルの曲が弾けて、更に技術の向上に伸び悩んでいる生徒さんは、「体幹を整えること・重心を知ること」で、多くの悩みは解決します。
ピアノを習いたての、小さなお子さまにとっても、椅子の高さは重要事項です。
時に、練習のやる気も左右します。
ピアノを弾くにあたり、鍛えるべき体幹ですが、これは握力と密接な関わりがあります。
手指の力が弱い、小さなお子さまにとって、椅子の高さが適切でない場合、
・よくない体の使い方のクセがつく
・手指の技術が身につかない
などの支障をきたし、
「ピアノは向いていないんだ…」とやる気を削ぐ原因にもなりかねません。
しかし、ピアノという楽器は、正しい体の扱い方をすれば、誰もが弾ける楽器なのです。
レッスンに通い始めた頃はやる気満々だったのに、1年ほど経つと、家で練習しなくなってしまった…
というお子さまには、まず椅子の高さを見直してみていただきたいです。
ピアノの最適な椅子の高さ
ピアノを弾く際には全身を使うと説明をしました。
椅子の高さを決めるにあたって、「姿勢」をまず見てみましょう。
・猫背になっていないか
・首が前に出過ぎていないか
これは体の重心を取ることと、長時間の練習による体の歪みを防止する意味もあります。
次に、「鍵盤との距離」です。
・肘が少し外側に折れる距離
・脇を開けて両腕が自由に動かせる距離
そして「椅子の高さ」は、
・肘の高さと鍵盤の高さが並行or肘の方が高い位置
・肩が上がらずに鍵盤に手を置ける
・手を置いた時に手首が下に下がらない
姿勢・鍵盤と体の距離・椅子の高さの3点注意することで、適切な力が鍵盤に伝わり、「良い音」を目指せるようになります。
姿勢や弾き方の癖というのは、幼少期に一度身につくと治すのに時間がかかります。
せっかくやる気があり、頑張っているのに、上達の妨げになるような事は避けたいです。
椅子の高さはすぐにでも改善でき、上達への近道なので、是非一度、見直してみてください。
子供から大人までが共通で使うことのできる、可動式ピアノ椅子がオススメです。
段階式に高さが調節できるもの、背もたれのないベンチタイプのもの、様々にあるので、日々のピアノ練習にぴったりのピアノ椅子を探してみてください。