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こんにちは。
金沢区と横須賀の境にある、
ピアノとヴァイオリンのレッスンをしている、かなでのわ音楽教室です。
ピアノ歴20年以上の、ピアノ講師が「上達しない練習方法」について解説します。
ピアノが上手くなりたい!
ピアノで憧れの曲を弾けるようになりたい!
楽器というものは毎日の練習の、積み重ねが必須です。
ですが、こんな悩みをお持ちの方はいませんか?
毎日ピアノを練習しているのに、頑張っているのに、なかなか弾けるようにならない。
ピアノの練習時間をしっかり取っているのに、練習不足だと言われる。
例えば、「毎日2時間ピアノを弾いている。」
小学生で2時間はかなりピアノを弾いている方ではないでしょうか?
それでもなかなかピアノが弾けるようにならない子がいるのです。
それはなぜか?
意外と盲点になってしまうのですが、
ピアノの練習は「量より質」です。
練習不足と言われてしまう原因は、「練習の仕方」にあるかもしれません。
練習で多くの人がついしてしまう、よくないピアノ練習方法3選を紹介します。
上達しないピアノ練習方法
①ピアノの弾き直し癖がついている
ピアノを繰り返し練習する、真面目な方ほど気をつけていただきたいのが、この「弾き直し」です。
この時よくありがちなのが、「通し練習を何度もする」事です。
一曲を初めから終わりまで、止まらずに弾く。
大事なようで実はこれ、あまり意味のないピアノの練習です。
なぜかと言うと、
「全体を通す」事に意識が向いているので、弾きにくい箇所があってもそのままにしてしまいます。
ピアノ練習の目的が「通すこと」になってしまう事によって、何度も通している内に同じ場所でつまづく癖が付いてしまうのです。
お家で練習する際は、「苦手な箇所」を集中してピアノ練習しましょう。
通し練習は、10回弾くとしたら、2回くらいで十分なのです。
②曲のテンポ感を定めていない
これも見逃しがちになってしまうのですが、曲には必ず相応しいテンポがあります。
楽譜を見ると、ほとんどの場合決まったテンポが指示されているはずです。
その数字が、作曲家が意図した音楽へと忠実に導いてくれます。
はじめは指示されたテンポで弾けないかもしれません。
練習で意識して欲しいことは、「一定のテンポで」弾く事です。
その曲が♩=60だとすると、初めは♩=40くらいで練習する、といったように「テンポを定める」事が大切です。
なぜかというと、
得意なパッセージは速く弾いて、苦手なところは少しゆっくり…と、自分の裁量で弾けてしまうからです。
それでは作曲家が求める音楽をいつまで経っても再現できませんよね。
必ず「一定のテンポで」、記載されたテンポ表示を守って弾くようにしましょう。
③曲の音源を聴いていない
最後に、良い音楽をするためには良い耳を育てることが、一番の上達への近道だと私は考えます。
今は手軽に音源が手に入ります。誰かの弾きマネをするのではありません。
「良いピアノ演奏」をまずは耳に入れ、自分なりに工夫をする事がピアノの練習にはとても大切なのです。
何事も見本から学びますよね。ピアノを弾くのは、「耳」です。
手指は伝達方法にすぎません。
ピアノの技術の上達、その前に耳を育てることも忘れないであげてください。
曲をさらう際には、ぜひ色んなピアニストの演奏を聴いてみてくださいね。
以上、ピアノの上達を妨げてしまう意外な練習法でした。
日々のピアノ練習の役立てば幸いです。
金沢区の金沢八景、金沢文庫、六浦の近く
横須賀市の追浜、京急田浦の近くにある、かなでのわ音楽教室です。
ピアノとヴァイオリンのレッスンをしています。
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